Case study
貿易事例
ライブコマースを活用して海外ビジネスの第一歩を踏み出す
2023-06-17
日本の中小企業を海外展開を支援する菱沼貿易がシンガポールのライブコマースプラットフォームを活用して北海道の漁港からシンガポールに向けて売上1300万円達成!
蟹や帆立、イクラなどの冷凍海産物に加え、北海道にゆかりのあるお菓子や日本最北端で作られる日本酒の販売を行い1300万円(シンガポール小売ベース)の売上を達成しましたのでお知らせします。
昨年より試験的にシンガポール市場向けにライブコマースを活用した販売を行ってきましたが、この半年間で安定した結果を出しており、今回は、シンガポールのライブコマースメンバーと共に北海道・留萌市を訪れ2023年5月26日から28日にかけてシンガポールでも人気のある北海道の海産物を中心に現地からシンガポールに向けてライブ配信を行い、多くのお客様にご購入をいただきました。
弊社は、日本が世界で唯一迎える超少子高齢化社会(2060年までに人口が約32.1%減少し、65歳以上の高齢者の割合が39.9%になると予想:日本人の勝算デービット・アトキンソン著)に備えて、一社でも多くの中小企業が海外へ販路を持ち、それぞれの企業が後継者問題を解決し、次世代の育成に力を注げるような環境を作りたいと考え、日本から世界市場に向けて販売を行うべく事業を行っております。新型コロナの影響で国内外問わず、店舗での販売は大きな影響を受けました。一方で、シンガポールに於いても、Eコマースなどインターネットを活用したビジネスは活況で、規制緩和以降はオンライン(Eコマース)とオフライン(店舗やイベントでの販売)を活用した販売モデルを構築していましたが、その中でシンガポールのライブコマース運営会社を通じて、テスト販売を行ってきましたが、徐々に成果が現れ、現在は定期的に実施をしております。
B2Bのビジネスは、バイヤーも在庫リスクを考慮して大企業の比較的知名度が高く売れる商品を仕入れる傾向にあります。一方で、ライブコマースは、まだ知名度が低くてもその商品に魅力があれば、積極的に販売を行っています。そういう意味では、日本にはまだまだ知られていない素晴らしい商品があると実感しています。都心部では販売されていない、全国的には知名度は低くとも、その地方では、愛されている会社や商品が多くあるのです。地方から世界の市場へアプローチできる手段として、市場調査やマーケティングの一環として、実際に目の前のお客様に販売できる手段として、ライブコマースは大きな役割を果たせると考えています。
実例を交えご紹介させていただきます。(金額はシンガポール小売ベース)
ライブコマースの実施時間は概ね90分間です。
1) 大阪府 米ぬか酵素クレンジング ライブコマース初回 約30万円(販売個数約100個)
2) 広島県 敏感肌化粧水、ヘアケア商品 ライブコマース3回目 約970万円(販売個数約650個)前回比3倍
3) 京都府 和菓子 ライブコマース2回目 約180万円(販売個数約300個)前回比9倍
4) 福岡県 畳製品 ライブコマース2回目 約870万円(販売個数約1,860個)前回比17倍
5) 北海道 蟹 ライブコマース1回目 約400万円(販売個数約300個)
6) 北海道 海産物 ライブコマース1回目 約500万円(販売個数約900個)
7) 北海道 お菓子 ライブコマース1回目 約300万円(販売個数約2000個)
8) 北海道 日本最北端の日本酒 ライブコマース1回目 約100万円(販売個数約250本)
9) 大阪府 マッサージクッション ライブコマース1回目 約150万円(販売個数約90個)
10) 大阪府 お茶や抹茶、お菓子 ライブコマース1回目 約130万円(販売個数約670個)
11) 奈良県 そうめん、そうめんつゆ ライブコマース2回目220万円販売個数約300個)前回比5倍
12) 福岡県 フリーズドライお吸い物など ライブコマース2回目180万円(販売個数約400個)前回比5倍
シンガポール向けライブコマースの特長
*SNS(Facebook)を通じてシンガポールの消費者に向けてライブ配信を行う。
*約90分という短時間のライブ配信の中で、ライバーと消費者、日本のメーカーが質疑応答など双方向にコミュニケーションをとることが可能。
*常時視聴者数は100名から200名程度ながら購入率が高く、一人当たりの平均購入額はSG$150(約1万5千円)程度ながら北海道の水産物は平均約3万6千円の実績もある。
*1回目の購入者からのリピート要望が多い場合は1回目以降も実施、その場合はまとめ買いや友人への紹介などが多く、売上が大きく伸びるケースが多い。
*食品に於いては、簡単に調理できて且つ美味しいものが好まれる。
貿易実務不要!菱沼貿易株式会社が全てをサポートいたします。
*初期費用ゼロ ライブコマースに掛かる費用は、全て菱沼貿易が負担します。
*安心サポート ライブまでのミーティングの中で商品単価の設定、商品の組み合わせ、販売予定数などに関して日本人スタッフが対応します。
*貿易知識不要 ライブ実施後は、日本の指定倉庫に納品するのみです。
*過剰在庫リスクなし 通常の業務の中で供給していただける数量を基準に販売数を制限するため、事前に過剰な在庫を持っていただく必要はありません。
ライブコマース実施までの流れについて
1) 商品の選定
候補商品のなからからライブチームと協議を行い商品選定する。(価格、商品のユニークポイント、ストーリー性などを重視)
2) 条件確定
ライブ日時、場所、販売商品の構成確定、当日のライブ用サンプルの発送手配。
3) ライブ実施
ライブ二時間前には現場に入り、メーカー担当者からライブチームに商品のレクチャーを実施、ライブ中はメーカー担当者も同席し、ライブ中の質疑応答などへの回答を行なっていただく。
4) 商品発送
ライブの翌日には購入明細が確定するため、菱沼貿易から各社に発注書を送付。1週間後には指定倉庫に納品をいただく。その後、シンガポールへ輸送し、個人宅へ配送を行う。
5) 購入者アフターフォロー
商品到着前のやり取りや到着後の質問(使用方法が分からないなど)やクレームトラブルの対応はシンガポールチームと協力してフォローします。
こんな商品を求めています!
1) 食品:簡単な調理で美味しいもの(湯煎、レンジ、混ぜるだけ、お湯をかけるだけなど)
2) 価格帯 1商品の単価が2千円程度のもの。(それらの商品を組み合わせて販売します。)
3) 常温で輸送できるもの。(場合によっては冷蔵、冷凍も検討可能ですが、海上コンテナの手配が必要になるために、ある程度の量が見込めることが条件になります。)
4) 賞味期限が2ヶ月以上あるもの。
5) 日本独自のユニークポイントがあるもの。
QPOS(弊社造語)スコアが高いものがよく売れています。
QUALITY 美味しい、快適性、化学調味料をできるだけ使わない身体に優しい食品など。
PRICCE シンガポール市場に於いて消費者が手に取りやすい価格帯。
ORIGINALITY その土地、風土、歴史など由来するユニークポイントがありながら、シンガポールの日常生活にあればより生活が豊かになる提案ができるもの。
SAFETY 安心して購入していただける商品とライブ中での説明。安定した納期、購入後にも必要に応じてフォローできる体制。
これまで海外への輸出となれば、海外の展示会や商談会に出ることが王道とされてきました。オンラインを組み合わせた形になったとしても、なかなかバイヤーとの接点が持てなかったり、成約に至るまでの大変な労力が掛かっていました。出展費用や渡航費用もばかになりません。勿論、そういった活動を否定する訳でなく、将来を見据えて投資を行なっていく必要があると考えていますが、多くの中小企業にとっては、大きなハードルであると感じています。海外市場を目指すに覚悟が必要なことに変わりありませんが、まず初めの第一歩としてライブコマースを通じて、自社の商品が売れるのか、売れないのか、試してみませんか?その結果を見て戦略を練る方がより正確な手段で前に進めることができると考えています。
シンガポールライブコマースお問い合わせ先
菱沼貿易株式会社
541-0051
大阪市中央区備後町2-5-8
綿業会館本館5階
電話06-6209-1121
Webサイト:https://hishinumatrading.com/
代表取締役:菱沼 一郎
メールアドレス jp@hishinumatrading.com
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