新型コロナが明けて、さて！ここからという２０２３年のスタートでしたが、社内の問題が多発した上に、対米ドル為替が１月の１３１円から１１月の１５１円まで下落し（１２月現在は１４２円台、対米ドルのみならず主要通貨で全面的に円安傾向）、当社の主軸ビジネスである欧州、ASEANなどからの輸入取引に大きな影響を受けましたが、長年取引をしていただいている企業様との信頼関係もあり、最小限のロスで一年を終えることができました。一方で、コーポレートサイトにも度々掲載しているシンガポール向けライブコマースに関しては、シンガポールのパートナー企業様との連携、担当者の力戦奮闘の頑張り、そして、日本各地の地域のパートナー様（商工会議所様、金融機関様など）との連携、またそれらを通じて多くの事業者と巡り会えたことにより、新規事業ながら飛躍的な輸出取引の拡大に貢献しました。

ライブコマースに関しては、世界の中でも日本での認知が低くまだ理解されていないビジネスモデルですが、ダイレクトに消費者に商品の良さを訴求できるだけでなく、ライブ時間中は質問などに対して双方向にコミュニケーションが取れることが大きな魅力だと感じています。ライブコマースに於ける当社のテーマは「日本の地方の良いモノを海外の消費者にお届けする。」ですので、これまで実施してきた経験を活かして２０２４年は日本全国を巡り、更なる輸出取引の拡大と地域社会への貢献を果たしていきたいと考えています。

また、ライブコマースを実施するきっかけとなった果実酒専門店「梅酒屋」のシンガポール及び英国での販売も徐々に知名度が浸透し、緩やかに取引が拡大しています。特に英国での人気は想像以上のものがあり、梅酒、Plum Wineの知名度はまだまだ低いものの、じわじわとリピートのファンを作ることができています。今年は、新たにマレーシアへの輸出が始まり、インドネシア、米国での販売に向けて商談が進んでいるため、２０２４年の展開が楽しみです。（新たに始まったマレーシアに於いては日本酒の輸出も始まりました。）

「思考は現実化する」を実践すべく、２０２４年も新たな目標に向かって邁進して参ります。

皆様にとって２０２４年がより一層輝かしい一年になることをお祈りしています。

どうぞ、良いお年をお迎えください。

＊京都信用金庫様と有限会社斗六屋との記者会見及び記念写真

菱沼　一郎