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未来のJAPANDメンバーの皆さまへ
2018-06-09
JAPANDを少しでも多くの方に知っていただこうと全国行脚をしている菱沼です。
先月末には大分県、今週は京都府、大阪府、福井県、石川県、来週は北海道、福島県を訪問いたします。
各自治体や自治体傘下の財団、商工会議所の方々にお会いして私達の考えやサービスについてお話をさせていただき、共感をいただいた方々を通じて全国の企業の方々とのネットワークづくりを行っていこうと考えております。
ご興味のある方は是非こちらまでご連絡ください。
菱沼貿易株式会社 お問い合わせフォーム
JAPANDとは
魅力ある日本の企業を世界に発信し、日本の商材やサービスの世界展開のきっかけを作り、日本企業と海外企業のビジネスを創出し、牽引していく事を目的とした、日本企業と海外企業のB2Bのマッチングプラットフォームです。
JAPANDのランディングサイトは以下のリンクをご覧ください。
https://japand.biz/lp/
海外企業向けJAPANDサイトは以下のリンクをご覧ください。
なぜJAPANDをはじめたのか?
シンガポールに移住して間も無くだったと思いますが、シンガポールのビジネスパートナーから「一郎さん、日本の会社は何故、ホームページが英語じゃないんだ?興味があっても内容が分からないからアクセスできないし、メールを送っても返信がなし、電話しても、英語が通じないんだけど。。。日本はどうなってるの?」と言われました。シンガポールは英語が公用語になっていて、英語が通じる事が当然の環境である事も関係しているとは思いますが、私は単に英語の問題ではないと感じました。何故なら、以前、海外の企業から日本製の商品について興味があると連絡を受け、私が日本のメーカーを探し出して、具体的にビジネスを話をしたのですが、海外に輸出した事もないし、何か問題が発生したら対応できないとの理由で結果的に契約ができなかったという経験も踏まえ、海外市場はまだ多くの日本の中小企業にとって未知の世界なのだと感じました
また、2016年版「中小企業白書2016年」によると、中小企業における海外展開投資の重要度では、19.7%の企業が重要と回答しているのに対して、8割以上の企業が重要ではないと回答しています。
つまり、英語ができる、できないという問題ではなく、そもそも、海外の需要に対して、積極的ではない企業が8割程度存在している状況下では、ホームページを英語で準備する発想はないのです。一方で、海外展開に意欲的な企業にとっても多くの課題があります。同じく中小企業白書によると、課題の重要度から5つ挙げると①現地パートナー企業・商社の確保、②為替変動のリスク、③現地の法制度、商習慣への対応、④コスト管理、代金回収リスク、⑤海外展開を主導する日本人材の確保、育成、となっています。
また、海外展開への投資を行っていない3つの理由は、①国際業務の知識、情報、ノウハウがない、②国際業務に対応できる人材が確保できない、③現地パートナーや商社が確保できない、となっています。
シンガポールでビジネスパートナーに言われて初めて気がついたホームページ問題を発端に、この深刻な課題を解決できる術がないかと考えた結果、JAPANDというプラットフォームを作りました。まず、世界の方々に日本にはこんなに素晴らしい会社があるということを知っていただきたい、その企業の理念や背景や歴史、経営者の想いに共感してくれたバイヤーを日本に呼び込みたい、そこで日本の企業の事、商品の事をもっと深くしていただき、それをきっかけに新しいビジネスを創出していきたいと考えています。
JAPANDサイト運営を開始してみて
JAPANDはまだ知名度もありませんし、私達(菱沼貿易)に対して信頼もないと考えています。元々、月間1万円(税別)のサービスしかありませんでしたが、昨年末からライト会員(無料プラン)をスタートさせました。ライト会員をスタートさせた事で、新規会員は増加してしています。まずは、お試しでJAPANDの仲間になっていただき、セミナーなどを活用して、海外展開について一緒に勉強し、また会員同士の交流を通じて意欲を高めていっていただきたいと考えています。今後、日本中の自治体や商工会議所などを通じて多くの仲間を募っていこうと考えています。
JAPANDが目指すビジョン
1万社の企業 X 海外輸出1億円 =1兆円を目指しています。そのためには、まだまだできていない事、やらなければならない事が山ほどあります。一方で、既にいくつかのプロジェクトも動き出しています。そのプロジェクトを必ず成功させ、今後参加してくれる企業が自分達もできるかもしれないと感じてもらえるような事例にしていきたいと考えています。日本には約381万社の中小企業があるようですが、その中でも直接・間接輸出を行っている企業は非常に少ない状況です。(製造業で3.5%、他の産業については更に少ない状況です。)菱沼貿易は、従来の商社とは違う新しい総合商社を目指しています。JAPANDというプラットフォームを通じて、日本の中小企業の課題を解決し、日本経済の発展に海外展開を軸に貢献していきたいと考えています。
最後に
JAPANDは一つのチームだと考えています。単に皆さんがプラットフォームに掲載されているだけではありません。皆さんの会社にはキラリと光る強みがある一方、弱みもあると思います。一社では解決できない事、一社では対応できない事も、数社のノウハウや強みを持ち寄れば、新たなチャレンジができると考えています。また、JAPANDは切磋琢磨できる場所だと考えています。皆さんの成功事例が多くの企業にとって刺激となるはずです。お互いがライバルでありチームメイトである、そんな環境を皆さんとともに創り上げたいと考えています。日本中の素晴らしい企業が1万社結集すれば、日本の未来を切り拓けると信じています。是非、皆さんの力を合わせて、次世代の日本の未来を切り拓いていきましょう。
参考資料:2016年版「中小企業白書2016年」より
菱沼貿易株式会社
菱沼 一郎
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