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新入社員時代のジャカルタでの思い出
2023-08-14
1993年2月から人生初出張でインドネシアに4ヶ月程行っていました。
インドネシア語も分からない中、先輩と一緒に1週間くらい取引先の地方の工場を回って、商品の品質確認(検品)を行っていました。
1週間後に先輩は帰国してしまったので自分一人で検品を行わなければなりません。
毎日聞きなれないインドネシア語の音を拾って、後ろポケットに入れてある小さなノートに聞いた音だけをカタカナやアルファベットで書き写して、その音を毎晩辞書の中から言葉を探す事が日課になっていました。
大阪の先輩からは、こんな問題が起きているので解決するように、と連絡(当時はファックス)がくるものの、言葉がまだできないので身振り手振りで説明していた事がつい最近のように思います。
月に一度は報告を兼ねてジャカルタの事務所に行っていました。そこには様々な部署から駐在している先輩方がいて、夜も一緒に連れて行ってくれたりしてジャカルタは天国だなと思いました。
先輩の中での取り分け、面倒を見てくれた先輩は主に当時コーヒー豆の買付と日本への販売を行っていました。インドネシアの地方工場周りで疲れ果てている僕に声を掛けてくれ、その時に飲ませていただいたのがOld Parでした。値段もよく知らない僕はグビグビと飲んでいましたがさすがにその先輩に「水みたいに飲むな」と軽く叱られた事も微かに覚えています。
今はお互いに違う道を歩んでいますが、先日行ったとあるバーの棚にこのウイスキーがあったのでその頃の事を懐かしむようにいただきました。
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