菱沼貿易の菱沼　一郎です。

今週の大阪は朝晩は冷え込んだものの、すっきりと晴れた天気が続き、
とても爽やかな１週間を過ごす事ができました。

さて、今日は初めてのブログ投稿に際し、今、一番大切に想う事を
書いてみたいと思います。

僕がこの会社を設立したのが２００９年１２月。
約４年半の歳月が経過していますが、この４年半を通じて自分の中
で、とても変化した事がひとつあります。

それは、会社を経営する上で、まず社員の幸せを創り出す事が大切だ
という想いを持った事です。

これまで、前職を含め２０年余り営業をしてきましたが、会社の業績
を上げる事が僕の最大の関心事でした。
業績を上げる事が、社会貢献につながり、会社が成長し、その結果、
社員が幸せな暮らしを獲得できるという発想でした。

しかし、今は全く逆の発想に基づいて会社を経営しています。

その理由を考えてみました。

２００９年１２月から２０１２年４月まで、僕と妻の２人で会社を
きりもりしてきましたが、同年５月に新しく１人の女性社員が入社
しました。

彼女は僕たちにとって、一番最初に雇用をした社員です。
僕はとても大きな責任を感じる一方、この事は高いモチベーション
を与えてくれました。

彼女は貿易業務や英語での業務経験はありませんでしたが、瞬く間
に仕事を覚え、今では海外や国内のパートナー企業の方々とも
しっかりとコミュニケーションをとってくれています。

そして、ある時、彼女がとても楽しく仕事をしている事に気がつきました。
また、その姿を見る事が更に大きなモチベーションになっていったのです。

そして、いつしか、このように想うようになったのです。

彼女のように、楽しく（幸せに）、仕事ができるような環境を作る事が
僕の仕事であり、そして、ひとりでも多く、そのような社員を増やす事が
できれば、僕にとってこれ以上の幸せはないのではないのかと。

そして、彼女のような社員が高い志を持って業務に励んでくれる事が、
お客様に対して良いサービスを提供できる素地になり、結果として、
社会貢献につながり、社会に必要とされる企業になれるのではと。

今年の２月に新しい女性社員が入社しました。
今、大阪の事務所は彼女たちが頑張ってくれているので、僕は新しい
事業構築の為に、海外を飛び回る事ができます。

新しく入ってくれた彼女が、１年後或は数年後に、本当にこの会社に
入って良かったと思ってもらえるように、また、彼女たちの家族や、
或は将来、彼女たちのお子さんたちに、自分たちが働いていた、或は
働いている会社を誇りに思えるような、そんな会社でありたいと考えています。

その想いが、今、僕が事業を行う上で、一番大切な心の支えになっています。

菱沼　一郎