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2020年振り返り
2020.12.31
今年は誰にとっても大変な一年になりましたね。
昨年の今日のブログを読んでもコロナの事は片隅にも書いていません。
確かに中国の武漢のニュースは知っていたもののここまでの騒ぎになるとは予想もしていませんでした。
さて、今年も時系列でまとめてみます。
1月 IMAGINATIVE MATERIALS PROJECT メゾン・エ・オブジェ(パリ)出展
自社でも初となる経産省の補助金を活用して日本全国の中小企業の中でもユニークなインテリア素材をお持ちの企業12社を弊社がとりまとめ出展をしました。
一部のプロジェクトで既に輸出が始まっていますが、まだ成約になっていない企業もあり、先日オンラインでも進捗や課題確認など引き続きサポートをしています。来年1月は延期になっているので9月開催に向けて現在準備を進めています。
2月 ロンドン、フランクフルト、ミラノ出張、EO大阪10周年イベント
ロンドンでの会社設立準備、フランクフルト(アンビエンテ)展示会視察、ミラノビジネスミーティングのために欧州出張。ミラノの空港で全身防護服の係員が体温検査を行っており、コロナの脅威を薄々と感じました。その後、1−2週間後にミラノの感染者が異常に増加してタイミング的にはギリギリの出張となりました。
また、大きなイベントとして私が参加している起業家の会、EOの大阪支部10周年記念パーティーがこれもギリギリのタイミングで開催されました。準備に1年掛けて来たので無事に開催ができて理事メンバーとしても安堵しました。
3月 インドネシア出張とロンドン会社登記完了
ホテル向けの家具の件でジャカルタに降り立ちましたが結果的にこれが年内最後の出張となりました。
また、インドネシアからシンガポールに移動して1週間の滞在の後に日本に行く予定でしたが、これが実現できず、その後8月19日のフライトまでシンガポールに滞在する事となりました。
4月〜8月 シンガポール滞在
人生でもこれほど一カ国に滞在したのは社会人1年目以来ではないかと思います。
この間、オンラインを通じて様々なイベントやセミナーに参加をしました。
EO大阪の月例会や分科会、幸せ視点の経営学hintゼミ、森山さんのカラフルスペースも印象的でした。
また、シンガポールで参加しているWAOJEという海外起業家の会のシンガポール支部の責任者を4月からさせていただく事になり理事メンバーと合宿を行い2年間の方針を決定しました。
またほぼ毎晩のようにマリーナ・ベイを約10km歩き、店舗が完全にしまっている状態からフェーズ2に入り、街に明かりが灯り、人が戻ってきた時は心がほっと温かくなりました。
9月〜11月 日本滞在
社員は勿論、大阪を中心に会えなかった友人や家族との再会を果たしました。
日本の食事が美味しすぎてシンガポールで毎晩ウォーキングで8kg程体重を減らしましたが、あっというまに3kg程戻ってしまいました。大阪に戻って一番感じたことは持つべきものは友だという事です。
平時はライバル、非常事態は助け合う、そんな仲間と出会えた事に感謝です。
12月 シンガポール滞在
日本からシンガポールへ戻るのは想定以内とは言え、申請の却下が続いた時は少し焦りました。
その後、ルールに従ってホテルでの厳格な14日間隔離、シンガポールでの生活は8月以降大きな変化はありませんが、12月28日からフェーズ3に入り、これまで5人までだった会食が8人になったり、イベントが人数制限はあるものの開催されたりと緩和が進みました。
とは言え、マスクは着用が義務付けされており、多くの企業の社員が在宅ワークをしています。
シンガポールのホテル隔離では多くの友人が差し入れをしてくれたり、メッセージを送ってくれたり、解放後には食事会を企画してくれたりと、皆さんの愛を感じました。一方では自分は何も出来ていなかったと反省の機会をいただきました。
この経験を経てこれからはLOVE&GIVEで生きていこうと思い直しました。
今年は大阪で会社を創業して11年目の年でした。
3月にロンドンに会社を設立し7月から社員も入り稼働をしましたが、コロナの影響で政府の手続きが進まなかったり、銀行口座の開設にも半年近く掛かりました。その間、感染者の増加に伴い、ロックダウンが継続的に発令され、事業は全く進まない状況です。これは英国に限らずシンガポールでも日本でも多少の差はあれど同じような状況だったと思います。しかし、誰もが自分の人生をコロナのせいにして生きてはいけません。コロナのせいにしたところで何も前には進めません。コロナのせいにしても何も生まれないのです。コロナの今だからこそ、できることがあるはずです。今のウィルスの変化の様子を見ていると来年が良くなる兆しは何も感じません。ですから一人一人が知恵を絞って考えなければならないのです。コロナでも人は逞しく生きていきます。その新たな世界に向けて自分は何ができるのか、答えが出るまで考えましょう。答えがでてこないのは考えていない証拠だと私は思っています。
2021年は更に厳しい一年になるかもしれません。
だからこそ心身ともに鍛錬をして逞しく生きていきましょう。
2020年12月31日
菱沼 一郎
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