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ホーチミン&ジャカルタ出張

2019.3.18

皆様、こんばんは。

今日はシンガポールから菱沼が更新いたします。

それにしても出張が続きすぎて更新が随分と遅れてしまいました。

ホーチミンとジャカルタで開催された家具の展示会を訪問してきましたので
今日はその件について、お届けしたいと思います。

まずはホーチミンの展示会から。

3月7日から11日までSAIGON EXHIBITION & CONVENTION CENTERにて開催。
2017年の実績では9771名の来場者と国内外313社1,532ブースの出展があったよう
です。

VIETNAM INTERNATIONAL FURNITURE & HOME ACCESSORIES FAIR

こちらの展示会には数年振りに訪問しましたが、欧州企業の進出が多く見られました。
特に北欧(デンマーク、スウェーデン)企業のブースの出展商品の完成度が高いと感じました。
(残念ながら写真撮影ができなかったので、写真はありません。)

多くの欧州企業が東南アジア各国に製造拠点を設けて、海外市場への展開を広げています。
あるフランス人の経営者は自国では人の採用が難しく、人件費も高く、世界では勝負できないので
思い切って生産拠点をベトナムに移したと仰っていました。

今回、同展示会は別件の出張のついでに訪問したのですが、出張の目的はある日本の家具メーカー
の米国市場向け商品開発のサポートのためでした。

弊社では、海外への販売(輸出)だけでなく、海外でのOEM生産のサポートも行っております。
詳しくはこちらをご覧ください。

海外で自社製品を作りたい!海外でのOEMのサポート

欧州と同様に日本の人件費も高く、まだ製造規模にも限界があります。
本格的に海外展開を行う際に、そのような点が足かせになる可能性が高いのです。

一方で、海外のメーカーの技術力が上がってきており、日本で製造する事のメリットが段々と
減ってきているのも事実です。従って、日本でしか作れないものは日本で作るべきですが、
日本以外でも作れるものは日本で作ってはいけないと考えています。

そこで、今回はデザインは日本で行い、製造はベトナムの工場を行うことを提案し、
工場の選定からスタートし、既に試作を終えて現在は試作品の改善指示を行っております。

このまま順調に行けば4月に再度ベトナムを訪問し、改善点の確認を行い初回の契約に進む
予定です。

ところで、昨今のベトナムには米中貿易摩擦の影響を受け、多くの米国バイヤーが
シフトしてきています。家具などのインテリア製品であれば関税が10%上がっており、
このまま行くと25%まで上がるかもしれないからです。これはベトナムに限らず、
産業の種類にもよりますが、東南アジア各国に於いても多大な影響を受けています。

さて、インドネシアの展示会ですが、3月11日から14日まで
JAKARTA INTERNATIONAL EXPOで開催され約500社が出展しました。

INDONESIA INTERNATIONAL FURNITURE EXPO

会場自体は年々大きくなってきており、出展企業のデザインや品質のレベルも高くなってきて
います。インドネシアもベトナムと同様に多くの欧州企業が進出してきています。

今回のジャカルタ出張目的は日本のホテルや結婚式場、飲食店などに向けてオリジナル家具の
設計を行い販売しているお客様のアテンドでした。多くの出展企業の中から品質、デザイン力、
顧客対応力などを踏まえて3社のメーカーに絞り込み、これから日本のプロジェクトに商品を
落とし込んでいく作業を行います。

様々な素材、塗装の色、生地の選定など、これから具体的にプロジェクトごとに落とし込む作業を
行います。

ブースの魅せ方も日本の企業にはなかなか真似できない仕上がりになっていました。

籐(ラタン)で編み込んだビートルの展示も多くの訪問者の目を引きました。

ジャカルタと言えば、やはり渋滞でしょうか。。。
出発が夜便でしたのでジャカルタ市内を早目にでましたが、ところどころで渋滞に遭遇しました。
特に朝晩のラッシュ・アワーと重なる場合はご注意ください。

最後にジャカルタの展示会場に記載されていたルールとエチケットに関する注意書きについて。
久し振りにエチケットという言葉を目にした気がしました。
規則は守るものであり、守らされているものですが、エチケットはもっと能動的かつ紳士的な
ものだと思います。

明日の早朝便で大阪に移動をして3月末まで日本に滞在予定です。
日本滞在期間中の予定はほぼ埋まっておりますが、急遽変更という事もあり得ますので、
お声掛けください。

海外に輸出したい!海外で自社生産を作りたい!という方は弊社ホームページから
お気軽にお問い合わせください。

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