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元旦から入院!?シンガポールでの入院体験

2022-03-03

これまで、特にコロナ前は毎週のように飛行機に乗り、シンガポール、日本を中心に、ASEAN各国、欧州などへ出張に出かけ、ホテルで朝起きた時にどこにいるのだろうと考えたり、機上で睡魔に襲われ気がついた時に、今、どこに向かっているのだろうと考えることがよくありました。疲労を感じていても、既にアポイントメントも取っているし、予定通りに仕事をする必要がありましたが、今回の経験を踏まえて、これからの人生、少しゆとりをもった日程調整、そして心身共に大切にしようと思いました。

既にご存知の友人も多いですが、2022年は波乱の幕開けでした。

元旦から入院

何が波乱なのかと言えば、人生で初めて1週間入院をしました。

しかもシンガポールで入院です。症状については詳しく書きませんが、まさか入院するとは思いませんでした。

元旦の朝7時過ぎに友人の医師にメッセンジャーで連絡を取り、シンガポールの総合病院のアクシデント&エマージェンシーが元旦でも対応しているのか確認をしてGrabを自分で呼びシンガポールでの普段着であるLululemonのタンクトップと短パン姿、ほぼ手ぶら状態で病院の窓口を訪れました。元旦だった事もあり、専門医の先生は休暇中でしたが、到着してから小一時間程度で病院に駆けつけてくれ、症状を伝え簡単な検査をすると「まず入院してください」とまさかの入院宣告。

一日、二日程度と思いましたが、結果的に一週間の入院となりました。

手術は行っていないのですが、検査と投薬で最初の五日間は集中治療室に、その後一般病棟に移りました。

さて気になるのが、医師との英語での会話です。

病名や症状について、普段の会話ではあまり使用しない言葉ばかりで対応に苦労しました。分からない言葉は聞き直し、こちらは必要な単語を事前に調べて伝えるようにしました。また友人の医師が朝の専門医の巡回時には立ち会ってくれて、分かりにくい会話の通訳までしてくれた事は、本当に助かりました。

気になる点の二つ目が費用です。

毎日くる保険適用外の医療費に驚愕

シンガポールでは所謂、健康保険がありませんので、実費で費用を支払う必要があります。入院前にざっくりと、入院費用は教えてくれたのですが、そもそも何日入院するかが分かりませんし、付帯してくるであろう検査もどんな検査でいくら掛かるのか分かりません。言われるがままに、さまざまな検査を行いましたが、驚くのは、その費用が検査数時間後に携帯電話のSMSにメッセージとして入ってくるのです。今日の〇〇検査の費用は13,000ドルですとか、6,500ドルですとか、こちらは、検査するたびにこのようなメッセージが来るので、気が気でなりません。今回、加入していたクレジットカードの海外渡航保険の限度内で収まったので、追加で支払いをする費用は少なくて済んだので良かったのですが、もし、何も保険が無ければ、突然の数百万円の出費は大変ですよね。因みに、病院に行く前に保険会社には、保険が適応できる病院なのかどうか、キャッシュレス決済ができるのかどうかは確認をしました。

病院内の対応は、医師や看護師の方々皆さんとても親切で、入院生活自体は、勿論不便はありますが、概ね良好でした。退院時には、病棟の同じフロアの看護師さんとも記念写真を撮影させていただきましたが、できるだけ入院をしないように、これまでできた無理も、今後は自分の身体とも相談をして、健康第一で過ごさなければと改めて考えさせられるきっかけとなりました。

菱沼 一郎

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