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じわっと、待つ。

2014-11-06

こんにちは、菱沼です。

9月中旬から滞在していたシンガポールですが、本日、大阪に戻ります。

大阪からシンガポールに移動する日に、FBでシンガポール滞在中に絶対に
獲得したい仕事があると、書いておりましたが、残念ながら今回の滞在中
には、契約獲得とはなりませんでした。 

いろいろと理由はあるのですが、何としても契約したかった契約ができず、
自分自身に対する、力の無さを痛感しています。

ただ、帰国の前日(昨日)シンガポールのお客様より年内を目処に試験的
に導入する用意があるので、別に送る質問事項について確認をしてほしい
旨の連絡を頂きました。

この試験導入が実行され、検証が進めば本格的な導入に結びつく可能性が
出てきます。
そして最終的には目指す契約獲得に繋げることができると信じています。

先日、NHKで石鯛の漁師さんを紹介する番組がありました。
その漁師さんは、既に高齢ですが、この10年の明石鯛の水揚げ量が一番
との事でした。
番組を見ていると、その方も、様々な苦労をされ、明石鯛の漁師として、
ここまでくるまでに数閏年の時間を費やしたとお話しをされていました。

そして、印象に残る言葉をおっしゃっていました。それは、

「じわっと、待つ」という言葉です。

じわっと待つという、じわっと、というのはじっくりとも少しニュアンス
が違うように感じます。
漁師をされている関係上、そのような表現になったのかと思います。
なぜなら、自然を相手に、見えない鯛を相手に、網を張り漁をすることは
いろんな想像を働かせて、仕掛けをし、そして、タイミングを見極めて、
網を引き上げる、この一連の動きを想像すると、じわっと、という表現が
しっくりくるように思えるからです。

僕は、今回の滞在中にどうしても獲得したい契約がありましたが、できません
でした。ただ、この番組を見ていて感じた事は、焦りは禁物、まずは先方の
再度、声にしっかり耳を傾け、できる準備を万全に行っておこうとでした。

じわっと、待つ。

これは、必ず、獲得するという強い意志のもとに、今できる事に全力を注が
なければ、出てこない言葉ではないかと思います。
まさに、人事を尽くして天命を待つ。

まだ、やるべき事は多くあります。
引き続き全力で臨みたいと思います。
そんな思いを持ってこれから、大阪に帰ります。

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