こんばんは、菱沼です。

昨晩は中秋の名月でしたね。
幸い大阪はすっきりと晴れて、月がとても綺麗でした。
今日は出張でマニラに来ています。
今晩は満月との事ですが、生憎の雨模様で残念です。

実はとても嬉しい出来事があり、今日はその事について書きたいと思います。

弊社社員第一号のひさちゃん（旧姓：高山寿恵さん）が先日、入籍しました。
とっても、嬉しく思っています。

ただ、これは僕の器の小ささを証明する事になるのですが、結婚後は横浜で暮らすという
話を聞いた時、正直、嬉しい気持ちの部分と、気が動転する部分とが交互に入り交じり、
うろたえてしまいました。

何故なら、彼女は入社して２年余りですが、会社で必要な実務をほぼ完璧にやってくれて
いるからです。彼女の存在無しに、現在の菱沼貿易はありえません。
入社当初は、貿易の実務も、英語のメール対応も、商品の流れや、交渉など、海外取引経験が
ない彼女は当然、理解していませんでした。
それが、２年余りでここまでできるとは、全く想像もしていませんでした。

仕事の部分だけではありません。
彼女は毎日、笑顔で皆を明るくしてくれる、僕達にとってそんな、かけがえの無い存在なのです。
僕と彼女は、随分と歳は離れていますが、勝手に兄になったような気持ちで彼女と接しています。
そんな彼女から突然、結婚をすると聞かされ、気が動転してしまうのは、当然かもしれません。

大きな会社組織の一部下であれば、きっとこのような感情は生まれなかったでしょう。
小さな会社であるからこそ、生まれた感情かもしれません。

実は、結婚の話を聞いた時に、結婚の事以外でとても嬉しい事がありました。
それは、僕が良しと考えるのであれば、結婚して横浜に移った後でも、今の仕事を続けたいと
言ってくれた事です。
この事は、うろたえてしまった僕を立ち直らせるのに十分でした。

僕自身が現在、シンガポールに住んでいる事もあり、必ずしも、全員が同じ場所で仕事をする
必要がないと考えているためです。
それよりも、地域や国を分散して、様々な角度から、情報や人脈を形成する事がとても重要だと
考えています。
そして、お互いが離れる事で、コミュニケーションが希薄にならないように努力をする事が、
現に今でも、更に密なコミュニケーションを生む結果に繋がっているのです。

話し合いの結果、当面は横浜での在宅勤務を軸に、様々な事を想定して事業を構築していく事
にしました。

２月に入社したばかりのくみちゃん（飯塚久美子さん）もこの数ヶ月でめっきり業務に自信を
持って取り組んでくれているので、大阪を任せる事には何の不安もありませんが、事務所が
１名になってしまう事情もあり、年内は大阪の事務所で勤務し、年明けから新天地でスタートして
もらう事にしました。

入籍しながら、会社の事情を考慮させてしまう事に、こころ苦しく思いながら、彼女の協力に
感謝しつつ、東京支店の布石となるように、気を引き締め、事業に邁進したいと考えています。

ひさちゃん、本当におめでとう。
末永くお幸せに！！！