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愚公山を移す
2016-12-25
こんにちは。
クリスマスですね。
皆さま如何お過ごしでしょうか?
久し振りに大阪での更新です。
なんだか、クリスマスには似つかわしくないタイトルですが。。。
私はこの3連休、お客様との打ち合わせや今後のアクションプランの
整理などをしておりました。
最近、弊社の事業プレゼンをさせて頂く機会が重なり、自分で話をしながら、
現在の日本の中小企業の海外展開状況について危機感を募らせています。
まずは、中小企業白書に記載されている幾つかの数字をご紹介させて頂きます。
3.5% = 中小企業(製造業)が直接輸出している割合
19.7% = 海外展開を重要だと考えている企業の割合
42.5% = 現地のパートナー、商社等の確保が輸出取引に於ける課題と
考えている企業の割合
皆さんはこれらの数字を見てどのように感じますか?
私は上2つの数字を見て衝撃を受けると共に妙に納得しました。
特に2番目の数字に関しては、多くの中小企業のオーナーのお話を聞かせて頂く中で
海外展開は考えているものの、何を進めて良いのか分からない、本業が忙しく、
結果が出るまでに時間がかかる事業に資金も時間も使えない、人材がいない、等の
理由を挙げて具体的なアクションを起こしていない方が多いためです。
また、海外の方々からよくお話をお聞きするのは、日本企業との取引や製品の
調達をしたいと考えるものの、英語のホームページが無く情報が得られない、
メールをしても返信が来ない、電話をしても対応できる人がいない、一体日本の
企業はどうなっているんだ?という不満です。勿論、その対象は全ての企業では
ありませんし、世界的に著名な大企業ではありません。
また、3つ目の数字を見て少し不思議な気がしませんか?
世の中には多くの商社(貿易会社)が存在しているのに、多くの中小企業が輸出
取引の課題には、現地パートナー、商社の確保が課題と感じているのです。
つまり、存在している多くの商社は中小企業との取引を行っていないのです。
理由は、総合商社は事業規模が大きく組織的にビジネスを行う為に中小企業の
事業規模では採算があいません。また、専門商社は、取扱う商材が限定されており、
自社にとって有益であれば取引の可能性がありますが、極めて少ない確率だからです。
私達はJAPANDというプラットフォームを活用してそんな状況を打破し、中小企業が
世界で戦える環境を作りを目指していますが、現在の私達の実力だけでは実現できない
と考えています。
その為にも、今後、事業を発展させていく為には以下のような事業パートナーが
必要になると考えています。
- 物流会社(輸送コスト削減、越境EC対応)
- IT関連企業(JAPAND構築、運営)
- コンサルティング会社(マーケティング)
- 金融機関(意欲のある企業発掘、金融支援)
- 地方自治体(意欲のある企業発掘、補助金の活用など)
- 旅行会社(インバウンド)
- イベント会社(展示会、イベント開催など)
- 教育機関(英語+強い開拓者精神=商社マン育成)
私達が目指している事は現在の日本にとって不可欠な事だと考えていますが、
その山が大き過ぎて、この山をどうすれば動かす事ができるのか、悩み、日々考えています。
また、その為にも、様々な分野の方々と連携していく必要性を感じています。
この大きな山を動かす為にも、趣旨に賛同頂ける方がいらっしゃいましたら、業界、
業種問わず、是非、お声掛け頂きたいと考えております。
菱沼貿易株式会社
菱沼 一郎
弊社が来期に向けて開始予定の新しいサービスです。
創ろう未来、世界に向けて JAPAND
貿易や海外展開などに関しては、以下のお問い合わせフォームからご連絡を
お願い致します。
菱沼貿易株式会社 お問い合わせフォーム
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