最近、私が以前勤務していた会社をよくご存知の方から仕事のお問い合わせを
頂く事が増えてきました。

会社のホームページにも私の以前の勤務先の事を記載していて皆様が海外取引
について検索をした際に弊社のホームページに辿り着いているからなのですが。

しかし、仮に弊社のホームページに辿りついたしても前職の会社に対して悪い
イメージをお持ちの方であれば、決して問い合わせを頂く事はないでしょう。

そして、皆様、口を揃えておっしゃるのは、

「あの頃〇〇支店の〇〇さん、〇〇さんに大変お世話になりました。」

お話をお聞きすれば、私も長年在籍していたので当時の取引内容や
事業背景も概ね理解できます。

そして、当時の担当者が事業開拓の為に悪戦苦闘しながら頑張っていた景色を
思い出します。

私は自分で会社を興し、大企業（商社）ではできない事にチャレンジしていますが、
ただ商社マンとして生きている事はサラリーマン時代も現在も何も変わりません。

中小企業の海外取引（進出）を加速させる為に４年前にシンガポールに移住し、
日々邁進していますがこうやって海外で仕事ができる事がどれだけ幸せな事か、
また、自分が果たさなければならない責務をしっかりと果たさなければならないと
強く感じています。

私が以前勤務していた会社も創業１００年近い歴史があり多くの企業と様々な
ビジネスを創造してきました。

私達はこれから未来を切り拓いていかなければなりません。
しかし、多くの中小企業からご相談を受けていますが、弊社の力不足もありなかなか
お役に立つ事ができておりません。

責務を果たそうという想いと自分の実力無さの間で日々葛藤しつづけています。

そんな中で、先日、ある方とお話をした際に稲妻のようにズバッと心に刺さる助言を
頂きました。

その時に気がついた事は、力不足とか、そういう事ではなく、自分の仕事に対する
コミットメントが全然足りていなかったんだという事でした。

このコミットメント、下手をすると会社の経営継続を揺るがす大惨事になるかもしれません。

しかし、私のココロの霧はスッキリと晴れました。

勿論、会社の経営を揺るがすような策は取ってはいけませんが、現在行っている
貿易取引の枠を超えた新しいビジネスモデルを構築していく決心をしました。

結果的には、その手段を取る事で更に日本の中小企業の海外取引が活性化し、
商社マンとしての自分の役割を果たせると確信しています。

菱沼　一郎

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