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JAPANDについて

2015-10-31

こんばんは、菱沼です。
久しぶりに大阪からです。
最近急激に気温が下がり、朝晩はかなり冷え込みますね。
僕も慌てて冬物を出しました。。。

先日、東京で開催された海外ビジネスEXPO2015という展示会に出展致しました。
実は、弊社が単独で展示会に出るのは、これが初めてです。
普段はパートナー企業が参加する展示会をサポートしたり、或いは
共同で出展する事はありましたが、単独で出展したのは初めてでした。

展示会自体には慣れているつもりですが、いざ出展するとなると、直前まで
バタバタしてしまいました。

さて、今回、なぜこのような展示会に出展したかという事ですが、弊社が
来年からスタートする新しいサービスのご紹介をさせて頂く事が目的でした。

その新しいサービスがJAPANDという、海外取引の為のB TO Bの情報発信の
プラットホームです。

弊社は商社ですので、国境を越えて企業間で商品の売買をしているのですが、
2年余り前にシンガポールに移住をした頃から、ローカルの企業のオーナーに、

「日本にはまだまだ競争力もあり、魅力的な商材が多くあるはずだが、
ホームページが日本語しかないから、探す事ができないよ。
メールをしても返信は無いし、電話をしても、英語で対応できる人がいないし、
一体どうなっているの?」

このようなお話を頻繁に聞く機会があり、確かに、そうだと思ったのです。
勿論、積極的に輸出している企業は多くありますが、特に中小企業になると
その割合はぐっと下がると思います。

弊社にも、よく海外取引に関するご相談にいらっしゃいます。
多くの中小企業が海外取引に関し課題を抱えているのです。

そこで、海外の企業向けに、日本の企業の魅力を伝え、それをきっかけに
海外取引(輸出)を創り出そうとJAPANDという、情報発信のプラットホームを
構築しようと考えました。

僕たちは多くの海外企業と取引をしておりますが、どうも、日本の企業は自社の
魅力を発信する力が弱いように感じます。
それに比べると、特に欧州の企業などは、非常にうまいなと感じます。
つまり、それがある意味ではブランドを構築するひとつのパーツになる訳ですが、
どうも、商談が商品の機能、品質、価格、短納期などのアピールが中心となり、
企業そのものの魅力を発信しきれていないと感じています。

営業マンも基本的に腰が軽く、海外出張も頻繁にしていますが、僕は本来、
例えば、メーカーであれば、海外から日本に来て頂き、日本で商談をするべきと
考えています。何故なら、実際に製造工程や現場の作業を見て頂ければ、説明は
なくとも、日本人の真摯な「モノづくり」の姿勢を感じて頂けるし、開発背景や
経営者の熱い想いもより深く理解して頂けるはずだからです。

僕自身が実際に現場まで足を運ぶ事で得られる情報がある事を知っています。
インドネシアやベトナムの山奥でも、極寒の中国の僻地でも、或いはイタリアや
ドイツでも、同様に現地で経営者と話をして、現場を見る事でしか得られない情報が
多くあるのです。そして、多くの情報を得る事で話に説得力が増すのです。

逆に言えば、私たちの仕事はB TO Bですので、海外の企業の方々にも多くの情報を
得た上で、現地に帰った時に説得力のある営業をして頂かないといけない訳です。

その為にも、是非、日本に行ってあの企業の経営者と仕事がしたい、あの企業から
商品を買いたいと思ってもらえるように情報を発信しないといけないと考えたのです。

しかし、JAPANDは単なる情報発信の場ではありません。
それはあくまでもきっかけ作りに過ぎません。
また、JAPANDは単なるマッチングでもありません。
つまり、取引のきっかけを創り出し、そのきっかけを起点にビジネスを創る事が目的です。

僕たちが商社である事が、最大の強みを発揮できるところだと考えています。
ひとつのきっかけから契約に至るまでには、多くの場合、タフな交渉が必要です。
日本の仕様でそのまま販売できる事は少なく、議論が平行線になりがちです。
海外と日本の企業の両者が伝えたい事を一番理解しているのは、僕たちです。
だからこそ、その平行線になりがちな議論をまとめ上げ、方向性を示し、最終的は
全ての企業が満足する結果を導き出さなければなりません。
単なる英語から日本語への翻訳では、海外ビジネスはできません。
そういったコミュニケーション力も非常に大切です。

最終的には契約から、輸出手続き、代金決済まで弊社が商社として責任を持って
対応致しますので、まだ海外取引への第一歩を踏み出してない日本の企業にとっては
ハードルは下がると考えています。

僕たちもまだ試行錯誤を繰り返しており、今はJAPANDを活用して共に海外市場で
戦う同志を募っている段階と考えています。そして、その想いに賛同頂ける方々と是非、
仕事がしたいと考えています。

ご興味のある方は、以下のWEBサイトをご覧になって下さい。

http://japand.biz/lp/

多くの仲間と共に、世界を舞台に、未来を創っていきたいと考えています。

菱沼 一郎

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