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新たな仲間の採用について

2017-02-06

おはようございます。

シンガポールは朝晩涼しく少し曇っているものの大変気持の良い毎日です。

さて、会社の方では今年に入って産休・育休に入っていた社員が復帰したり
また諸事情により社員が退職してしまったりと1月は少し慌ただしい月に
なってしまいました。

正式には会社のホームページで採用の募集を致しますが現在の考えを書いて
ておきたいと思います。

これまで、特に商社での勤務経験やスキルに関して特別に重要と考えてお
りませんでした。

それよりもその方の誠実な人柄や前向きな姿勢を重要視してきました。

勿論、商社などで国際業務経験があったり或いは海外勤務を通じて、
外国企業との折衝などの経験があれば、即戦力として活躍できるし、
会社の業績にも近道で貢献できる可能性が高いのですが、それよりも、
これまで商社経験が無い方でもしっかりと向上心をもって業務を
行えば時間は多少要しても長い目で見れば会社にもその方にもメリットが
あるのではないかと考えてきました。

弊社は小さな会社ですが、募集を開始するとホームページやブログなどを
見て、期待以上に多くの方に応募を頂きます。

ある時、一兆円規模の会社に勤務されている方が面接にいらっしゃいました。
国際業務経験もあり確かに優秀な方だったと思います。
私は彼に「早まるな」と追い返しました。
まだ、彼は20代でその会社で勉強できる事があるし、そんな大企業には
なかなか入社できないし、一方では大企業の会社員から見ると、弊社が
ユニークで楽しそうに見えたのかもしれません。

しかし、中途半端な覚悟では弊社に入社させる事はできません。

特にブログなどでは、個人的な事なども書いておりますので、
(記載内容には制限がありませんので、基本的に各個人に任せています。)
楽しそうに見えるかもしれません。また海外出張なども多く一見華やかに
見えるかもしれません。しかし、毎日の仕事は格闘の連続です。

小さな会社ですので事業がうまく続かなければあっという間に
潰れてしまいます。言葉で発しなくとも誰にでも分かる原理です。

会社では毎月全員で月次の決算の確認と今後の計画、各自の行動計画などに
ついて話し合いをしていますので、自ずと会社の状態が分かります。
良い時もあれば苦しい時もあります。

良い時は良いのですが、苦しい時には一丸となって馬力を発揮してくれる
仲間が必要です。

少し話は逸れてしまいましたが、先にも書いたように商社勤務経験などは
不問です。例えば、最初に入社した社員は入社前は税理士事務所勤務でした
ので、経理処理に関しては強いのですが、貿易実務、英語、営業といった
スキルはありませんでした。
貿易実務は社内でOJT、英語はOJTと自己研鑽を重ねて今ではしっかり
海外企業と日本のお客様の橋渡しをしてくれています。
また、次に入社した社員は、営業経験と英語のスキルはあったのですが、
経理はあまり詳しくありませんでした。
当然、貿易実務も分かりません。同じく、貿易実務はOJTで、英語も英会話と
ビジネスの交渉はやはり違いますので、その点も日頃の業務を通じて日々
スキルアップをしています。また、入社後は経理や総務的な業務も勉強し、
営業業務も行いながら大阪の事務所をしっかりと守ってくれています。

私の基本的な考えとして会社員である以上、まず簿記を分かっておく必要が
あると考えています。何故なら、会社は最終的に決算書という通信簿で
評価されるからです。

弊社は今回、営業職を募集致しますが、入社後はよっぽどの経験者でない限り
最低1年間は経理業務や社内の業務をして頂きます。

例えば毎月の決算処理の原稿作りもしてもらいます。また、新しい商品の
コスト計算やお客様へ見積書、提案書、国内外の企業との売買契約書作成等
商社マンとして必要な基礎知識を身に着けて頂きます。
2年目からはその基礎知識を活かして実際に国内外の企業を訪問し営業業務を
行って頂きます。

随分と長くなってしまいましたが、結論として相応の下積みは必要です。
1年間の中でしっかりと業務を通じて仕事に対する考え方を学んで頂きます。
もしかすると慣れない仕事かもしれませんが、この下積みなしには商社業務
は遂行できません。
逆に言えば1年間で商社マンにはなれないでしょう。
しかし、更に外の世界で荒波にさらされ、多くの経験を通じて商社マンに
なっていくのです。

これから少子高齢化時代を迎える日本の中小企業にとって海外展開は会社を
発展させる為にも非常に重要な手段になってきます。
その上で弊社が日本の中小企業にとって不可欠な存在になる為にも商社マンを
育て、しっかり社会に貢献していかなければならないと考えています。

菱沼貿易株式会社
菱沼 一郎

弊社が来期に向けて開始予定の新しいサービスです。
創ろう未来、世界に向けて JAPAND

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